星 霜 祭 の 写 真 


  年間通して地圏探最大のイベントとしては夏合宿が思い当たりますが、11月上旬に開催される立正大学の 学園祭「星霜祭」の準備もかなり燃えるものです! 地圏探では2001年の発足初年から2006年までの6年間、 毎年欠かさず教室展示・・・、つまりはサークル活動の成果発表を行ってきました。
  その教室展示の内容は6年間というサークルの歴史の中で随分と変化してきたものです。その思い出を、 写真とともにちょっと振り返ってみましょう。


2002年(平成14年) 1105教室
  この年、教室内を賑わせていたのは何と言っても2002年7月の北海道遠征の収穫物、 アンモナイトの化石でした。
  当時、化石のスペシャリストがサークルに在籍していたことも影響して、展示されていた化石の数・質の高さは 本当にナマ半端なものでありませんでした。
  教室の中央部が自然系の写真で埋め尽くされていたのもこの頃の学祭展示の大きな特徴でした。 稲妻の写真や富士山の航空写真など、個人が持ち合わせで用意した写真がたくさんありました。
  2002年の星霜祭は前年に比べて教室の面積が広く、教室を展示物で埋めるのは結構大変でした。
  この年の学祭で登場した謎の恐竜模型(部員による手作りです)。2004年頃まで3年間ほど展示されていましたが、 最近は行方不明。
  その右隣に見えるのは小型立体地形図です。2002年は小型のものが教室の片隅に飾られていただけでしたが、 翌年からは部員総動員で作成した大型の立体地形図が教室のど真ん中に展示されるようになっていきました。
 富士山コーナーなんていうのもありました。さまざまな角度から撮影した富士山の写真と科学的な説明を加えた 2002年限定のテーマ展示でした。



2003年(平成15年) ????教室
  2003年の星霜祭も基本的には2002年と同じような展示内容でした。教室の中央は豊富な自然写真が飾られました。
  また、壁面には2003年夏の冷夏を検証した模造紙展示や、夏合宿報告が展示されていました。
  そして、2002年に続いて2003年も北海道や群馬県、埼玉県内を舞台に盛んに化石採取が行われていたため、相当数の化石が 展示されていました。その数は前年をも上回り、この頃が地圏探における「化石全盛時代」だったと言えるでしょう。
  一方、この年からは化石・岩石の展示に加え「販売」が開始され、2006年現在も続けられています。販売は 子供を中心に好評を得るとともに、貴重な部費の財源を得ることに成功しています。
  そして、2003年からスタートし2006年まで4年連続で星霜祭の風物詩として作り続けられることになったのが巨大立体地形図でした。 立体地形図の大きさは約1メートル四方あって、およそ10人の部員が1ヶ月前から準備に取り掛かり、最後は徹夜で完成させました(笑)。 地形図の場所は2003年の夏合宿の舞台となった裏磐梯周辺です。
  これは2003年の教室展示案内図です。学祭開催期間中、教室の黒板に書かれていたもので、今となっては当時を偲ばせてくれる 結構貴重な資料です。



2004年(平成16年) ????教室
  2004年あたりから少しずつ展示内容に変化が出てきました。化石の展示数はだいぶ縮小され、その代わりに この頃からは秩父方面の鉱物や水晶などが展示されるようになりました。また、北海道への遠征化石採取は2003年限りで打ち切られたので、 展示される化石も北関東周辺のものに限定されしました。
  ちなみに、写真手前に見える巨大な岩の塊は2003年に北海道で拾ってきた重量30kgの亀甲石です。亀甲石だけは何故か北海道産の 化石展示が打ち切られても2005年まで「重量30kgの岩石を持ち上げてみよう!」などという触れ込みとともに展示され続けてきましたが、 2006年には破壊されてしまい、今は現存していません(笑)
  2004年は「台風10個上陸」「記録的猛暑」「クマの大量出没」など気象関連の時事的話題が非常に豊富な年でした。 それだけに、この年の気象関連の模造紙展示は流行最前線という感じがしました。
  そして、もう一つ星霜祭展示の格好のネタになったのが2004年9月の浅間山噴火でした。半ば臨時的に設けた 浅間山コーナーでは、噴火真っ最中の浅間山の写真や、実際の噴火で麓に撒き散らされた火山灰や軽石のサンプルなどが 展示されました。
  そして、去年に引き続き2004年も巨大立体地形図の出現です。ちなみに、立体地形図の作成指導にあたっていた OB会HP管理人(クゲール)としては、立体地形図の作成は実のところ2003年限定のつもりでいました。しかし、 複数の部員からの「今年も」という声に応える形で実現したのが2004年の浅間山立体地形図でした。
  立体地形図の作成には非常な手間のかかるためでもう一度作りたいなどと思う「リピーター」は居ないはず、などという憶測は 見事に外れ、それどころか去年より一回り大きな立体地形図を作り上げることができたのは本当に嬉しく思うばかりでした。



2005年(平成17年) 1204教室
  2005年の学祭を象徴するものと言えば、手作りの竜巻発生実験装置でした。段ボール箱を加工し、 ドライアイスと掃除機を使って模擬的な竜巻を発生させることができます。写真では分かりにくいですが、 実験中はしっかりとしたミニ竜巻が発生しました。
  また、ペットボトルを使って雲(霧)を発生させる実験も教室内で実演され、両実験は非常に好評でした。
  2005年は前年と違い、記録的猛暑や台風連続上陸など目ぼしい気象ネタがなかったので、気象分野については 「統計で見る熊谷の夏と冬」がメインとなっていました。熊谷の気候が温暖化している様子が分かりやすく 解説されていました。
  2005年の合宿の舞台は地圏探初の離島合宿、伊豆大島でした。これは、その合宿に関する展示です。 写真には残っていませんが、壁面には伊豆大島に関する模造紙展示がありました。
  3年連続となった2005年の巨大立体地形図は秩父山地でした。2003年・2004年の立体地形図は火山がメインだったのに対し、 この年は地形が複雑な秩父山地がメインとなったため、以前に比べ難易度が高めでした。それだけに、迫力は十分です。
  ちなみに、2005年からは部員の要望に応える形で、立体地形図に大きな土台が用意されるようになりました。
  そうそう、2005年の星霜祭を象徴するものとしてもう一つ忘れられないのが「コバトン」ですw コバトンは2004年の埼玉国体の キャラクター。地圏探と同じ教室内で展示発表をしていたサークル「地球にやさしい会」が熊谷市役所からお借りして生きた 着ぐるみが地球にやさしい会と地球圏探究サークルの宣伝のために校内中を動き回りました。



2006年(平成18年) 1303教室
  2006年になると鉱物や化石関連の展示はかなり数が減ってしまいました。また、2005年は細々ではあるものの 継続されていた自然写真の展示は完全に打ち切られました。
  また2005年にあった竜巻実験装置は再登場せず、正直なところ以前に比べるとかなり寂しい展示だったことは 否めない状況です。
  2006年の立体地形図は夏合宿の舞台、糸魚川でした。合宿の舞台が立体地形図の作成場所になるのは2003年の 裏磐梯以来のことでした。それにしても糸魚川周辺は地形が複雑で、その難易度は前年の秩父山地をも上回るものでした。 サー○ルボックスに立て篭もり徹夜作成にあたったスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
  2006年の学祭は個人的にはもう隠居の身で、立体地形図以外は殆どノータッチだったので、学祭本番中はかなり自由に 遊んで過ごしていました。かと言って、校舎の屋上から密かにミスコンを盗撮していたことはみんなには内緒ですw
  2006年も気象関連の時事ネタは乏しかったので、この年の気象関連の模造紙展示は気象用語解説でした。
  天文関連の展示については久しぶりの時事ネタがありました。冥王星の太陽系除外に関する展示です。
  おそらく、天文関連で最新ネタが登場したのは2002年の星霜祭で展示された「2001年しし座流星群」以来の ことではなかろうか?










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